紬・母が教える恋人との別れ方 | silent(サイレント) 最終話

ドラマ「silent(サイレント)」第11話より
心に残った場面を紹介します。

想(目黒蓮)と別れる覚悟で
地元に帰ってきた紬(川口春奈)。
待ち合わせた場所へ行く前に、
鏡面台の前で紬の髪をとかしてあげる母(森口瑤子)。

お別れするときこそね
全部 相手に渡さないと駄目。

中途半端にすると
自分の中に残っちゃうから。

未練?

首を振る母。

思い出。

思い出 残ると厄介だから
投げつけてきな。

大切にとっとけとか
言わないの?

いいの いいの。
そのうち美化されて
原形なくなるんだから。

投げつけてきな。

できるかな。
できなかったら お別れしない方が
いいってことだから。

「そっか。」と言った後、
振り返りじっと母を見つめる紬。
すぐまた前を向き鏡越しで会話を続ける。

死んじゃう前に
投げつけたの?
ううん。とってある。
すっごい美化されてるから
思い出すたび楽しい。
それはそれでいいね。

髪を「縛ってく?」と聞かれた紬は
「ううん。おろしてく。」と答える。

想の好きなポニーテールにはせず
着飾らずありのままの自分で
想に会いに行く紬。

紬が傷つかないように
別れ方を指南するお母さん。

思い出を美化し続けて
大事にとっておけるのが
一番幸せな恋かもしれない。

と、紬・母から教わりました。

buta
Memories are always more beautiful than reality.