【名場面】黙秘権は必要か?| 女神[テミス]の教室~リーガル青春白書~ 第3話

ドラマ「女神[テミス]の教室~リーガル青春白書~
第3話より心に残った名場面を紹介します。

生徒の天野に黙秘権について聞かれ、
「私は必要だと思ってる」と
考えを述べる柊木(北川景子)。

柊木
みんなも口には出さないだけで
本当はいろんなことを考えてると思う。

あいつムカつく。大っ嫌い。
いなくなればいいのに。

そんなマイナスな感情だって
抱いているかもしれない。

でも みんなが心の中で
何を思うかは自由だし
それを どんな理由があろうと
国家権力が侵してはならないという考えを
私は正しいと思ってる。

「自分の思いを持つことは
人が物でなく 人であるために絶対に必要なこと」だと柊木は言う。

続いて生徒の照井が、藍井(山田裕貴)の考えを聞く。

藍井

憲法 第19条

思想および良心の自由は
これを侵してはならない。

同条は個人の内面の自由を保障している。
内面の自由は人間の尊厳の根幹そのものであり
国家による制限を受けない
絶対的な自由だ。

黙秘権は
この内面の自由を保障するために必要な権利。

柊木の意見に全面的に同意すると言って
藍井は教室を去る。

思想の自由が認められている日本。
それゆえに黙秘権も成立する。

どんな卑劣な思想であっても
制限を受けないのだから
相容れない相手がいるのは当然のこと。

相手を守ることで
自分もまた守られるのかもしれないと
色々と考えさせられたシーンでした。

buta
Freedom of thought is guaranteed by the constitution.