大河ドラマ「青天を衝け」第1話に
中国の伝統的な学習書”三字経”が登場しました。
渋沢栄一らの幼少期を演じる子役達が
一生懸命、音読をしていましたね。
江戸時代で実際に子ども達が学んでいたのでしょうか。
令和の時代になった今もなお、勉強になります。
うまく表現できなかった箇所もありますが
自分なりに解釈してまとめてみました。
人の初め 性本善
性相近し 習い相遠し
人は生まれ持って善の心が備わっていて
みんな同じようだけれども
習慣によって違ってきてしまう。
苟くも教えずんば 性乃ち遷る
教えの道は 専を以て貴ぶ
もし教育しなければ 善なる心も遷り変わる。
教えの道を専一に重んじるのだ。
蚕は糸を吐き 蜂は蜜を醸す
人学ばずんば 物に如かず
蚕は糸を吐いて絹を、蜂は蜜を作り出す。
人は学ばなければ、何にも及ばないのである。
上は君を致し 下は民を沢し
名声を揚げ 父母を顕し
前を光らし 後を裕かにせよ
上は国のために尽くし、下は民を満たす。
名声をあげ、父母を讃え、先祖を敬い、子孫を繁栄させよ。
以上
「人の初め 性本善」の箇所はいわゆる性善説。
子どもに善悪を考えさせる良い教材になりそうですが、
なぜ故、人は学ぶのか、
学ぶことの大切さについても
考えさせられる良い教えだなと思います。
渋沢栄一の幼少期を演じている小林優仁くん
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